婚活パーティでほぼ必ず配布される「プロフィールシート」。
会場への到着がギリギリになって何も書かないままスタートしてしまったり、空白や「特になし」と書いてある欄があったり……していませんか? 実はそれ、かなり損しているかもしれません。

時間が限られている婚活パーティーでは、短時間でいかに相手に興味を持ってもらうかが成功のカギ。より多くの情報をより効果的な表現で書いた方が、当然マッチングの確率も上がります。

今回は、婚活パーティーの運営実績20年目を迎え、東は北海道から西は九州、さらには海外でも月間1000~1200本のパーティーを主催している『White Key(ホワイトキー)』より、関東エリアのパーティを担当する櫻井 洋平さんに、プロフィールシートの書き方のコツを教わってきました!

櫻井洋平さん
櫻井 洋平さん
群馬県出身。営業や販売員を経て、婚活イベント業界に転身。ホワイトキーの婚活パーティーにていろはを一から学び、北関東初の宇都宮エリアで自社会場を立ち上げる。現在は首都圏エリア担当。初めて参加される方も大勢いるため、不安を取り除きつつも、自分自身もお客様と一緒に楽しむ運営と丁寧な接客が好評。過去の最大カップル率は100%!今年やりたいことはコーヒーの焙煎と最近買ったカメラで建築めぐり。

目的を意識して書くことで、相手への伝わり方は大きく変わる

書き方のコツを説明する前に今一度整理しておきたいのが、婚活パーティーにおけるプロフィールカードの役割と目的について。ここをしっかり意識して書くことで、相手への伝わり方が大きく変わります。

「婚活パーティーの目的は、気になる相手とのマッチング。成功のカギは、あなたに興味を持ってくれる相手を増やし、マッチングの確率を上げることです。

限られた時間で大勢の人と交流する婚活パーティーにおいては、いかに短い時間でインパクトを残すかが勝負の決め手。つまり、自分の魅力を、より多く、より具体的に相手に知ってもらう必要があります。

そのために活用していただける唯一のツールが、プロフィールシートです。一見では伝わりづらい内面の魅力も、プロフィールシートを使えばものの数十秒で相手に知ってもらうことができます。ぜひ最大限に活用して、マッチング確率アップに役立ててほしいですね」(櫻井さん、以下同)

プロフィールシート作成4つのコツ

プロフィール添削を行う櫻井さん
プロフィールシートの役割を確認できたところで、さっそく作成のコツを伺ってみましょう。櫻井さん曰く、婚活パーティーならではの、書き方のコツがあるそうです。

ポイントは大きく分けて下記の4点。
それぞれ、理由やコツも併せて解説します。

(1)具体的に書く
(2)より多くの情報を書く
(3)寛容な表現を心がける
(4)嘘をつかない

(1)具体的に書く

「どの項目も、できるだけ具体的に書きましょう。意識したいのは「交際後のイメージが湧きやすいかどうか」。

趣味が読書なら、どこで読むのか、どの作家が好きなのかも併せて書いてあげると、「この人と付き合ったら、こんな休日を過ごせそう」とイメージしやすくなり、より相性のいい相手に見つけてもらいやすくなりますよ」

(2)より多くの情報を書く

「婚活パーティーには時間の制限があり、人数が多いパーティーでは、ひとりの方とお話できる時間が2分程なんてケースも。

短時間で興味の持てるポイントを見つけてもらいやすくなります。シート内の情報が被らないようにしたり、詳細を加えるなど”ちょい足し”してあげると印象に残りやすいですよ」

(3)寛容な表現を心がける

「相手がアタックしづらくなる表現は、できるだけ控えたほうがベターです。

女性の場合、『好みの異性のタイプ』に、身長175センチ以上、20代後半、年収は600万、上場企業で働いている、高学歴……など、外面的な条件を設定してしまう方も少なくありません。

しかし、これを正直に書いてしまうと、当てはまらない人はアタックしづらくなります。

パーティは出会いのきっかけの場なので、その先につなげることが重要。自分の門戸を狭める書き方は損です。

できるだけ「自分にも当てはまるな」と思ってもらえる内面的な条件を書いたほうが、男性からアタックされるチャンスも増え、「マッチング率を上げる」目的に適うでしょう。

同じ理由で、『~でない』『~しない』などの相手を否定するような表現は、アプローチするのをためらわせてしまう可能性があるので、よりポジティブな表現に言い換えましょう」

(4)嘘をつかない

「全体に共通して絶対にNGなのは、嘘をつくこと。タバコやお酒など、やめたいと思っているけど続けているような場合、「吸わない」「飲まない」と書いてしまいたくなるかもしれませんが、嘘はいずれバレます。

そして、バレたとき一気に信頼を失ってしまうので、絶対にやめましょう。もし正直に書くことに気負いするようなら「禁煙挑戦中!」などと、やめる気があることをひと言添えておくといいですよ」

5人の女性のプロフィールシートをプロが添削!

WhiteKeyのプロフィールシート
今回用意してもらったのは、White Keyがスタンダードなパーティーで使用しているフォーマット(コンセプトメインのパーティーでは、その内容に即したフォーマットを別に用意しているそう)。

添削に使っていくのは、左上の①の部分です。

年齢や住所などの基本情報のほか、

  • 休日の過ごし方
  • 好きな異性のタイプ
  • 自分の性格を一言で
  • 趣味・資格・特技
  • 得意料理
  • パートナー選びで重視するのは?
  • 恋愛を長続きさせるのに必要なことは?
  • 初デートでNGと思うことは?

などの自由記入欄が用意されています。

<シートのほかの部分はこんな風に使います!>
②は、「中間印象」と呼ばれる、パーティーの途中で気になる相手に気持ちを伝えられる中間印象チェックがあり、そのときに使うもの。White Keyでは回収した②のカードをすぐさまデータ入力して、自分が誰から指名されているかだけでなく、意中の相手にどれくらいライバルがいるかまで解析した情報を配布してくれるのだそう。
③と⑤は、意中の相手に渡すことのできるカード。「パーティー中、話しかけたいけど話しかけられなかった」「もう一押し、私の気持ちを伝えてアピールしたい」……なんてときに、力を発揮してくれるツールです。それぞれ、③は中間印象のときにパーティー中にメッセージ付きで渡せるお助けアイテムのような存在のカード。⑤は連絡先を渡せるカード。スタッフがお相手に渡してくれます。(帰りに参加者1人1人に封筒が配られますが、スタッフが異性の封筒に入れてくれます。)。直接渡すことが苦手な方も安心ですね★

櫻井さんのプロフィール添削に熱が入ります。
それではさっそく、櫻井さんに、5人の女性のプロフィールシートを見ていただきたいと思います。

1人目:佐野怜奈さん(仮名)

佐野怜奈さん(仮名)
<添削BEFORE / AFTER>

項目 BEFORE AFTER
休日の過ごし方 好きな音楽(エレクトロニカ)を聴いてのんびりすること
好きな異性のタイプ 情にもろくて優しい輩系。背が小さくガッチリした体型の人。 情にもろくて優しい人。筋肉が好き。
趣味・資格・特技 読書(村上春樹)
得意料理 なし エビチリ
パートナー選びで重視するのは? 昔付き合っていた彼氏がお金使い荒く暴力的だったので優しい人がいい 優しい人かどうか
恋愛を長続きさせるのに必要なことは? お互いの気持ちを思いやること
初デートでNGと思うことは? デートに遅刻すること

<櫻井さんコメント>
「なし」と記載されている欄や空白欄が目立ちますね。これはもったいない! まずはすべての欄を埋めることを目標にしましょう。

また、「好きな異性のタイプ」のところ、「情にもろい」「優しい」はいいですが、後半の「背が小さくてガッチリした体型」は外見の特徴なので、当てはまらない男性からは敬遠されてしまいます。どうしてもという場合は、「筋肉が好き」くらいの表現にとどめましょう。それなら誰でも鍛えればなれるので(笑)。

とにかくここは、「自分でもいけるかも」って思ってもらえるようにしておくのが大事です。最初の門戸を下げておかないと、本当は好みなのにアタックしてもらえないこともあります。

また、「パートナー選びで重視するのは?」の回答ですが、前半部分の「昔付き合っていた彼氏がお金使い荒く暴力的だったので」は書かなくていいです(笑)。このままだと、逆にそういう人から「俺でもいけるかも」って思われてしまうかも

2人目:飯塚 優子さん(仮名)

飯塚 優子さん(仮名)
<添削BEFORE / AFTER>

項目 BEFORE AFTER
好きな異性のタイプ 大泉洋 大泉洋
趣味・資格・特技 よさこい、歌(JAM、椎名林檎など)※バンドやってました 旅行、歌(JAM、椎名林檎など)※バンドやってました
得意料理 カレー ドライカレー
パートナー選びで重視するのは? 家族を大事にしてくれるか、転勤がないか 家族とも仲良く接してくれる方

<櫻井さんコメント>
休日はよさこいをしていて、趣味でバンドもやっていた……。個性が光るプロフィールシートですね。いいと思います。ただ、何点か改善ポイントがあるので見ていきましょう。

たとえば、「趣味」と「休日の過ごし方」、両方に「よさこい」と書いてあるのですが、せっかくの話題のきっかけですから、バリエーション多めに書いたほうがお得です。被る回答はなるべくなくして、そのぶん別のことを書きましょう。
ニッチな趣味をお持ちの方は、メインの趣味のほかに、誰でも共感できそうな趣味をひとつ書いておくと、相手を選ばず会話がはずむのでオススメです。

「好きな異性のタイプ」にタレントさんの名前を書くのは、賛否ありますが、この場合「アリ」と思いました。

なぜなら、記載しているタレントさんは、内面の魅力が高い方だと感じるから。

しかも男性にもファンが多そうなので「あの番組、僕も見てるんですよ」と話が盛り上がることもあるかも。

これが、見た目が素敵すぎるタレントさんだったら「外見を重視する人かな」と印象を与えてしまうのでNGです。

最後に、「パートナー選びで重視するのは?」の項目。「家族を大切にしてくれる」と書くと、重くとらえてしまう男性も中にはいらっしゃると思います。

「家族とも仲良く接してくれる方」のほうがいいかもしれません。「転勤がないか」は、やはり出会いの段階で提示する条件としては早い印象です。

この場ではなるべくたくさんの人に「いいな」と思ってもらうことが優先なので、書かなくてもいいでしょう。

3人目:関口 絵美さん(仮名)

関口 絵美さん(仮名)
<添削BEFORE / AFTER>

項目 BEFORE AFTER
趣味・資格・特技 歌を歌うこと 歌を歌うこと(合唱団の一員として、パリで歌ったこともあります)

<櫻井さんコメント>
この方、すごく優秀で、正直突っ込みどころがあまりありません。むしろ好例ですね。
「職業:図書館勤務」ってなかなか見ないし、普段よく利用する場所でもあるので親近感も湧きます。本が好きなのかな、と想像することもできる。すごくいいと思いますね。

あえて指摘するなら「趣味」の部分。「歌を歌うこと」が好きとのことですが、どんな歌を歌うのか、 カラオケなのか、合唱なのか、など、より具体的に書いてあげるといいと思います。

4人目:蒲田 麻衣子さん(仮名)

蒲田 麻衣子さん(仮名)
<添削BEFORE / AFTER>

項目 BEFORE AFTER
休日の過ごし方 料理、ぼーっとする カフェでぼーっとする、流行の動画を見る
得意料理 ゆず料理 ゆず料理(高知はゆずの一大生産地)
パートナー選びで重視するのは? 経済状況 仕事に打ち込むのが好きな人

<櫻井さんコメント>
職業のところでまず目をひきますね。「動画制作会社ディレクター」の方って多くはないと思うので、話題のきっかけになりやすいと思います。

「休日の過ごし方」は、「ぼーっとする」だけだと「趣味がないのかな……」と思われてしまう可能性もあるので、「カフェで」など状況をイメージできる情報を付け加えたりするといいかもしれません。

あと、「料理」が趣味欄の内容と被っているので、もしほかの趣味があればそれを書いた方が話のフックが増えますよ。

得意料理「ゆず料理」もいいですね。何それ!? とつい突っ込みたくなります

その裏に「高知出身だから」など、掘ると出てくるエピソードがあるとすごくいいです。

ただ、「パートナー選びで重視する条件:経済状況」は変えましょう。もちろんお金は大切ですが、ここではより多くの人に好感を持ってもらうことが先決です。外面の条件じゃなく、内面の条件を書きましょう。

5人目:秋山 真紀さん(仮名)

秋山真紀さん(仮名)
最後に登場したのが、こちらの秋山さん。実は、「極度のアイドルおたくで、休日は全国各地で開催される推しグループのコンサートへ。

観劇や出待ちもしており、その趣味が男性にひかれると思い、プロフィールシートには書かずにおこうと考えている」という裏設定があります。

裏設定が反映されているのは、「休日の過ごし方」と「趣味・資格・特技」の欄。

本当は休日、全国で開催されるアイドルのライブに行っていますが、ストレートに書くのは恥ずかしいので「ライブ」と書いています。

また、趣味の「読書」は漫画のこと。本当は強い特技ではないものの、アイドルの追っかけと書くわけにもいかず、ひとまず無難なことを書いておこう、と考えた結果の「読書」です。
<添削BEFORE / AFTER>

項目 BEFORE AFTER
職業 事務職 事務職(法律事務所)
休日の過ごし方 ライブ 国内旅行
好きな異性のタイプ 自立した人 落ち着いていて、仕事を頑張っている人
得意料理 卵焼き 出汁から作る出し巻き卵
パートナー選びで重視するのは? 一緒にいて疲れないこと 一緒にいて落ち着けること
恋愛を長続きさせるのに必要なことは? 無理しない 自然体でいること
初デートでNGと思うことは? 踏み入った質問 デートの時間に遅刻すること

<櫻井さんコメント>
そんな裏設定があるんですね(笑)。あまり多くの人から理解を得られないような趣味がある場合、ここではふせてもOKです。

嘘さえつかなければ、仲を深めていく過程で明かしてもいいと思います。

ただ、可能性は低いものの、その趣味を理解してくれた人に出会えた場合、これ以上ないお互いの共通点になるので、オープンにするのもアリだと思います。

実はこの方、改善ポイントがそのほかにもいくつかあります。

たとえば、「職業:事務職」のところ。このままでもいいのですが、ほかの多くの参加者と被る可能性があるので、もっと具体的に書いた方がいいですね。

アパレルの事務職なのか、食品メーカーなのか、職種も合わせて書いた方が印象を残せます。「会社員」などの表記も同様です。

職業欄は気にして書かれる方が少ないので、逆にここを意識して書けば、人とはちょっと違う印象をつけられるかもしれません。

また、「好きな異性のタイプ:自立した人」と言うと、ちょっと上から目線にも見えますね。

「落ち着いた方」「仕事を頑張っている方」など、柔らかに言い換えるのがオススメです。

「趣味・資格・特技:読書」、「得意料理:卵焼き」は、もう少し具体的に書きましょう。実は、読書が趣味の方も、卵料理が得意な方もかなり多いんです。料理だと、カレーを書く方も多いですね。

「恋愛を長続きさせるのに必要なことは?:無理しない」は、「〜しない」のネガティブ表現になっています。ここは「自然体でいる」などのポジティブ表現に変えましょう。

「初デートでNGと思うことは:踏み入った質問」……これだと会話が進まなさそうなので、別の回答のほうがいいです(笑)。多いのは「デートの時間に遅刻する」。10人中8人くらいはこの回答をされていますね。

櫻井さんが見た「すごいプロフィール」

5人の女性のプロフィールを、実際の添削と併せて見たことで、あらためて、プロフィール作成のコツ「意識したいのは、相手の記憶に残ること。

パーティーでは限られた時間で大勢の人と交流するため、ネガティブ要素を減らしつついかにインパクトを残せるかがキモになります」の意味がより深く理解できたでしょうか。

今回、「年齢」や「身長」、「学歴」、「家族構成」などの基本項目には特に添削を入れていませんが、これらの項目は、嘘をつかなければOKです。冒頭のコツの紹介でも触れたとおり、仲が深まれば嘘はバレます。信頼を失ってしまうので絶対にやめましょう。

最後に、櫻井さんが過去に見たプロフィールのなかで、「自分も真似したい!」と思ったプロフィールについて伺ってみました。

「すごく上手だなと思ったのは、『初デートでNGだと思うことは?』という項目名を二重線で消して、『初デートでOKだと思うこと』と書きかえていたお客様がいらっしゃいました。

ネガティブな印象の『NG』をポジティブな『OK』に自分で置き換えたんですね。

ほかの人は絶対やらないのでインパクトも大きいし、ポジティブイメージもつけられて、とてもいいなと思いました。

もし自分がパーティに出るなら真似しよう、と思っちゃいましたね(笑)。

プロフィールシートは、自分のアピールに繋がると思ったら、嘘さえつかなければ自由に使っていただいて構わないので、こんな風に自由にアレンジしてみてもいいかもしれません」

櫻井洋平さん

「最後にひとつ、みなさんにお願いしたいことがあります」と櫻井さん。

「最低条件として、婚活パーティーへは、清潔感のある身だしなみで来てください。

それがあって初めてプロフィールシートが活きてきます。みなさんの素敵な出会いを後押しできるよう全力で頑張りますので、ぜひこれらのポイントを抑えて、チャンスをものにしてください!」

使い方次第で心強い味方になってくれる「プロフィールシート」。今回お教えしたコツをぜひ活用して婚活に役立ててくださいね。

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