婚活の方法が多様化する昨今、女性を中心に注目を集めているのが「移住婚活」※1です。
(※1 移住婚活とは、「地方都市への引越しが伴う婚活」のこと)
地方に住む男性との恋愛や結婚をテーマにしたテレビ番組でも取り上げられたり、自治体でも婚活支援に力を入れていることから、より身近に感じる婚活手段の一つとして選ばれています。
今回のオミカレ婚活実態調査では、オミカレ女性会員を対象に「移住婚活」への意識調査を実施し、946人より回答を得ました。
婚活女性の皆さんは、移住婚活に対しどんな印象や理想を持っているのでしょうか？
婚活女性の本音が見える、気になる調査結果をぜひご覧ください。
▼ 婚活女性のうち「移住婚活に興味がある」（38.8％）
▼移住情報の収集に「婚活パーティー紹介サイト」が人気
▼移住婚活に興味がある人のうち「参加したことがある」が少数（4.1％）
▼移住婚活で最も重視するポイントは「居住環境」「お相手の条件」が多数
▼移住婚活で求めるサポート「経済的支援」を始め多岐に渡る
婚活女性の、38.8％が「興味がある」と回答しています。
約4割もの女性が、移住婚活に対し、関心を寄せていることが分かりました。
この結果から、「地方都市への引越しが伴う婚活」については、婚活女性にとって認知されている婚活の手段と言えますね。
（「興味がある」と回答したうち、年代別では30代～40代の関心が最も高い）
では、移住婚活の情報はどのように集めているのでしょうか？
収集したことがある人のうち、最も多いのは「婚活パーティー紹介サイト」を活用した情報収集です。
自治体での婚活支援の情報だったり、自治体開催の婚活イベントの情報を知ることができるのは、「婚活パーティー紹介サイト」のメリットの一つと言えるでしょう。
続いて2位に選ばれたのは「マッチングアプリ」。この2つのツールで移住婚活の情報を入手する婚活女性が多いようです！
そして3位は「各自治体が発信する情報」が選ばれました。
WEBサイト・ダイレクトメール・チラシ配布などで情報が発信されているので、いち早く情報を知ることができるのは大きな魅力です！
また、複数の媒体で並行して情報収集をしていることも分かり、「よりたくさんの情報を得たい」と考える婚活女性が多いことが見えてきました！
■移住婚活に興味がある人のうち「参加したことがある」が少数（4.1％）
続いては「移住婚活の経験」についての質問です。
「移住婚活に興味がある」と回答した367人を対象に聞いてみました。
「移住婚活について考えたことがある」が、62.9％に上り、そして「移住婚活について調べたことがある」が19.3％となっています。
一方で「移住婚活に参加したことがある」は、4.1％と大幅にトーンダウンしています。
この結果から、移住婚活に興味が持ち、情報を収集したり考えてはいるものの、実際参加するという行動は、ハードルが高い。と感じる。
そして、「どのような行動をしたら良いのか分からない」と、あと一歩踏み出せない婚活女性が多いのかも知れません。
自身の「結婚」という、大切なイベントを真剣に考えるのならば、様々不安な気持ちが出てくるのは当然のこと。
移住婚活を考える上で、より安心して行動に移しやすい「情報の発信」が多く求められているのかも知れません。
■移住婚活で最も重視するポイントは「居住環境」「お相手の条件」が多数
もし、あなたが移住婚活をするとしたら、移住先でどんなことを重視するでしょうか？
複数選択で回答してもらいました。
全体で最も高かったのは「居住環境」で、2位は「お相手の条件（職業や年収、家族構成など）」との結果になりました！
この2つには大きな差はなく、ともに移住婚活を考えた時の大きなポイントと言えそうです！
そして、続いてはこの中から、移住婚活において、「移住先で最も重視していること」を質問してみました。
移住婚活に興味を持つ367人
婚活女性946人を対象
この調査では、「婚活女性946人を対象にしたもの」と「婚活女性946人の中で、移住婚活に興味を持つ367人」とでは結果が異なっていました。
移住婚活に興味を持っている婚活女性では、「お相手の条件」が最も重視されていることが分かりました。
【婚活中の男女が考える出産や子育て】不安に感じること第1位は、男女ともに「経済的要素」が選ばれる結果に（オミカレ婚活実態調査）の調査結果でも判明している通り、結婚後、出産や子育てに不安を感じる婚活者が多いことが分かっています。
それに伴い、普段生活していない土地への移住を考えると、わくわくしたり楽しみも多い一方で、不安を感じる婚活女性も一定数いる。
その人たちが求めているのは、安心して新生活を共に始められる「自身に合うお相手探し」と言えるかも知れません。
次に、下位の回答を見てみましょう。
「人口」が最も低く、そして「自身のキャリア」が続きます。
この結果から、移住婚活において人口は全く意識されていない。また、テレワークの普及によって働く場所の自由度が増したことや、移住を伴う結婚をするならば仕事よりも、新しい環境や生活を優先させたい。と考える婚活女性が多いのかも知れません。
いずれにせよ、自身だけで進めることが難しい印象が強い「移住婚活」。理想を叶えるためには、周りのサポートが欠かせないとの課題が見えてきました。
そこで、各自治体からの婚活支援として、どんなサポートを受けてみたいか？質問してみました。
まず下位の回答では「オンライン（リモート）でのお見合い」が最下位との結果になりました。
コロナ禍からのオンライン（リモート）の普及により、きっかけとしてあってもいいのでは？と感じる反面、結婚を考えるのであれば、実際にお相手に会ったり、移住体験をする「実体験」を大切にしているのではないか？と印象づける結果が見えてきました。
そして、上位の回答、1位に選ばれたのは「交通費や引越し費用等の支援」（58.5％）2位には「移住先の環境紹介」（50.3％）3位は「お相手の紹介」（42.8％）との結果になりました。
「移住先で重視していること」の質問でも、移住先の環境とお相手の条件は上位だったので、自治体からサポートして欲しい。と希望する婚活女性が多い傾向でした！
また、この2つの回答に加え、「交通費や引越し費用等の経済的サポート」を希望する婚活女性が多い傾向が見られています。
なお、この質問では、上位のサポート内容だけが飛び抜けている訳ではなく、4位以下も一定数選ばれていることが分かります。
この結果から、移住婚活を考えた時、「この一点だけサポートがあればいい」という訳ではなく、多岐に渡る複数のサポートが必要と思っている婚活女性が多いことが分かりました。
♦まとめ
結婚の形も多様化していると言われていますが、婚活の手段も、幅広く自由に選ばれるようになっています。
その中で「移住婚活」も一つの選択肢として注目を集め、各自治体も移住婚活への支援を高めていることが分かっていて、婚活女性の「移住婚活の印象」では「心機一転」「楽しそう」「自然豊か」「新しい環境」など積極的な意見も集まっています。
一方で「馴染めるか分からない」「期待もあり不安の両方がある」などの、分からないからこその不安な印象も聞かれていました。
この結果から、移住婚活を考えている婚活女性にとっては楽しさや良いイメージは多く持たれている反面、行動するには「経済的支援などの補助」や「移住婚活の情報発信」が現状は充分であるとは言えず、興味はあるものの、なかなか行動に移せていない。という事実が浮き彫りになりました。
オミカレでは、「魅力ある自治体の婚活支援」の情報を、より多くの移住婚活に興味を持つ方に届けていきたいと思っています！
そして、婚活を続ける皆さんの素敵なお相手との出会いをこれからも全力で応援していきます。
【調査概要】
・調査期間 2023/10/6（金）～2023/10/16（月）
・調査機関 オミカレ女性会員に対しての自社調査
・調査方法 webアンケート
・回答数 946人
