年の差婚、何歳までOK?「人柄」最重視の一方、女性は経済力、男性は容姿・年齢重視の声も【婚活実態調査】

オミカレ婚活実態調査

以前オミカレ会員を対象に実施したアンケートでは「婚活・恋活について悩んでいることはありますか?」とうかがったところ、「好みの異性に出会えない」「出会いがない」という回答が多数寄せられました。

そこでオミカレ婚活実態調査では「異性との出会い・理想の異性について」をテーマに、オミカレ会員を対象にアンケートを実施し、1137人に回答いただくことが出来ました。

今回はそのアンケートから、「理想の異性について」の調査結果をお届けします。
また厚労省の「人口動態調査」に基づき、夫婦の年の差の変遷についてもご報告していきます。

【調査概要】
・調査期間 2024/8/14(水)~2024/8/25(日)
・調査機関 オミカレ会員に対して自社調査
・調査方法 webアンケート
・回答数  1137人

 

■恋人・結婚相手は「人柄」最重視!「経済力」「容姿」「年齢」の気になる順位は?

やはり男女共に重視している人が多いのは「人柄」
男性・女性どちらもは約6割が人柄を最も重視していると回答していました。

さらに、女性が人柄に次いで重要視しているのは「経済力」
女性の経済力を重視する男性が5%程度に留まったのに対し、約24%の女性が男性の経済力を重視しているようです。

一方で、男性は「容姿」「年齢」を最も重視すると答えた人が女性に比べてやや多め。
また、年齢を最も重視する男性の7割以上は、別の設問で「年下の女性との結婚が理想」と回答していました。

 

男女共に「重視している」「やや重視している」と回答した人が非常に多かったのは、「容姿」「服装・髪型」「表情」「喋り方・言葉選び」

人の第一印象は3秒で決まる…と言われており、メラビアンの法則では、「視覚情報」が55%・「聴覚情報」が38%を占めるとされています。
この回答から、恋愛において、第一印象に関わる項目が非常に重要であることがわかりますね。

 

男女で差が出たのは、「職業」「年収」の項目。
男性は女性の職業・年収を重視しない傾向にありますが、女性は男性に対してそれらを重視する傾向が強めになっています。

以前オミカレで実施したアンケートでは、お相手の年収について「将来的な貯蓄やマイホーム購入を考えると、自分より高収入の人と結婚したい」「トラブルになりにくいので自分と同程度の年収が良い」などの回答が寄せられていました。

 

上記の質問について、特に多くの人が回答したのが「会話が続かない・弾まない」というポイント。

・とにかく自分の話ばかりされた。一方的だし話していてまったく楽しくなかった。(女性)
・返答が簡潔過ぎて会話が弾まない(男性)

限られた時間の中で「自分のことを知ってもらいたい」という理由からか、初対面の時に一方的に自分の話をしてしまう人は、男女共に多いようです。
また逆に、相手からの質問に「Yes」「No」と簡潔に答えてしまい、キャッチボールが止まってしまうことも。

多くの男女が最重視している「人柄」。
この、人柄を知るために、会話は非常に重要な役割を果たしています。

一方的に話す・話してもらうだけでは、「相手のことを考えられない」と人柄を判断されてしまう可能性も。
相手のことも考えながら、相手の反応をうかがいながら、”お互いに相手を知ることができる会話”を心掛けることが必要です。

 

■年齢差カップルはマッチングしやすい?年上・年下異性との結婚の魅力と不安

 

最も重視するポイントには選ばれにくかった「年齢」ですが、個別に聞いてみると相手の年齢を「重視する」「やや重視する」と答えた人は、男女共に6割以上に。

「重視しない」「あまり重視していない」との回答は10%程度に留まっており、交際・結婚を考えるにあたって、男性にとっても女性とっても、年齢も重要なポイントのひとつになっているようです。

女性の約5割が「年上の異性」と回答し、男性の7割近くが「年下の異性」と回答していました。

男性は「3~5歳年下」との回答が最も多く、女性は「3~5歳年上」と回答した人が最も多い結果に。
上記の回答は、男性だと30代後半~40代前半に多く見られることから、この年齢層が理想の結婚相手としているのは「30代前半~30代後半の女性」となります。
一方、「3~5歳年上」の多くは30代前半~30代後半の女性であり、この2つの層は年齢における理想がマッチしやすい傾向にあると言えます。

また、「10歳以上年下」を理想とする男性は全体の14%近くに。
この回答は特に40代後半の男性から多く集まっていました。
反面、「10歳以上年上」と回答した女性は0.3%に満たず、この層でのマッチングはやや厳しい傾向にある結果となりました。

 

女性から多く回答が寄せられたのが「経済力がある」「経験値があり、頼りがいがある」というふたつのポイント。
お相手に対して重視するポイントに「経済力」と回答した女性も多く、また年上の異性を理想とする傾向があるため、経済的・精神的に頼れる異性との結婚を希望する女性が多いようです。

一方、男性の回答が多く集まったのは「落ち着きがある」という点でした。
次いで「経験値があり、頼りがいがある」にも回答が集まっており、自分を支えてくれる女性に魅力を感じている男性も多い傾向にある結果となりました。

 

男性の回答が多く集まったのは「妊娠・出産」で、女性は6割以上が年上の異性との結婚を考えるにあたって「お相手の健康や介護」に対して不安だと感じている結果になりました。

男性で「お相手の健康や介護」と回答した人は27%程度で、女性に比べると不安を感じている人は少ないようです。

 

男女共に半分以上が回答したのが「元気がある」というポイント。
「年下の異性と一緒になると、自分も若々しくいられる」という回答もありました。

また、男性からは「甘えてくれる、頼ってくれる」という回答も多く、異性から頼りにされることが嬉しい男性が多いよう。
“頼りがいのある年上男性”に魅力を感じる女性は多いという結果が出ているので、「頼りがい」は男性にとって非常に重要なポイントであるようです。

 

女性は、結婚するにあたって、お相手の経済力も重視する傾向に。
年下の異性との結婚において、不安になるポイントとして女性の回答を多く集めたのは、やはり「お相手の経済力」でした。

女性は出産・子育てで働けない時期が生じる可能性や、自分が年上だとお相手より先に定年を迎える点などから、お相手の経済力を気にする傾向が強いようです。

男女共に不安に感じている人が多かったのが「お相手の浮気」
若くて魅力的だから、自分以外の異性からアプローチがあるんじゃないか?自分よりも若くて魅力的な異性に心移りしてしまうんじゃないか?たしかに、ちょっと不安になってしまうかも知れませんね。

 

■「年の差婚が増えている」の勘違い。年の差夫婦ほど離婚率が高い結果も…

厚生労働省の「人口動態調査」によると、1970年に結婚した夫婦のうち79%が夫が年上。
当時はまだ女性の「学校を卒業したらすぐに結婚」「25歳を過ぎたら行き遅れ」の風潮が強く、若い年齢で結婚していたことや、お見合い婚も非常に多かったことが要因と考えられます。

そこから50年が経った2022年には、その年に結婚した夫婦のうち、男性が年上の夫婦の割合は26%減少
女性が年上の夫婦が1970年とくらべると14%、同い年の夫婦が12%上昇する結果となっており、男性が年上の夫婦の割合は、著しく減少していることがうかがえます。

また、4歳以上の差の婚姻も、1970年から15%減っており4歳以上の差の婚姻も、1970年から15%減っており、「年の差婚が減っている」ことがわかる結果に。

同年の人口動態調査をもとにした荒川和久氏の記事によると、同い年の夫婦が最も離婚率が低く、夫婦間での年の差が大きいほど離婚率が上がっていくとされています。

精神的に、経済的に頼りがいのある年上の異性。
魅力的ですが、年が離れすぎてしまうと長続きしないのかもしれません。

 

■相手を知る、自分を知ってもらう…まずは”お互いの感情を交換する会話”を

結婚相手を決める上で、男女共に特に重要視している人が多かったのが「人柄」。
しかし、婚活者の多くがマッチングした相手と「会話が続かない・弾まない」という状況に直面した経験を持ち、なかなか自分が理想とする人柄のお相手と出会えていない・お相手の人柄を知ることが出来ていない現状にあります。

自分の人柄を知ってもらうために・相手の人柄を知るために、会話は非常に重要な要素となります。
自分が話すだけ・相手に話してもらうだけではなく、実際に会ったからこそ可能な、お互いの感情のやりとりができる会話を心がけてみると、良いかも知れません。

また、男女共に「年齢」の重視度も高い結果に。
日本全体では年の差婚が減少している傾向にありますが、オミカレ会員の多くが「男性が3~5歳年上の結婚」が理想と回答。
大きすぎない年の差は、経験値・知識・価値観の大きな乖離がなく、共通の話題もあり、スムーズな会話に繋がりやすいのがポイントです。

相手の人柄を知るために、大変重要となる”会話”。
年代や趣味など、まずは共通点があると話題が増えたり、話が膨らんだりします。
年代・趣味・行きたい場所・やってみたいこと…何か自分と共通の要素を持つ異性との出会いを探してみるのはいかがでしょうか?

 

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