来月から、新紙幣が発行されるということで、今回のオミカレ婚活実態調査のテーマは「結婚にまつわるお金事情」。オミカレ会員を対象に、結婚の際に必要な行事・モノに関する意識調査を実施し、1,092人に回答をいただくことが出来ました。
婚約指輪はいらない?結婚指輪の相場って?結納ってなに?結婚式は挙げたくない?わざわざ新婚旅行いきたくない? 紙幣の肖像が一新される”渋沢栄一世代”の婚活者に、結婚にまつわるお金事情について細かく聞いてみました。
・調査期間 2024/6/11(火)~2024/6/16(日)
・調査機関 オミカレ会員に対して自社調査
・調査方法 webアンケート
・回答数 1092人
▼”給料三カ月分の婚約指輪”に興味なし!婚活者の7割以上が婚約指輪を必要としていない
▼結婚指輪は夫婦の絆の証。「結婚指輪は不要」はわずか5%
▼「無駄」「古い」「必要ない」令和の婚活者が結納を行いたい理由とは?
▼時代は変わってもウエディングドレスへの憧れは変わらない!結婚式はやっぱり必要?
▼「約97%が新婚旅行に興味あり!物価高・円安でもハネムーンには行きたい!
■”給料三カ月分の婚約指輪”に興味なし!婚活者の7割以上が婚約指輪を必要としていない
「必要だと思う」と回答したのは全体のわずか1/4。女性のみだと少し多くなり、「憧れがある」「記念・思い出になる」などの理由が寄せられましたが、それでも27%に留まりました。
また男性の40%が「相手の希望に合わせたい」と回答しており、「自分は不要だと思っているが、相手が欲しいなら叶えたい」「女性側の気持ち次第で贈りたい」などの理由をあげていました。
「不要だと思う」「どちらとも言えない」と回答した多くが費用を懸念点にあげており、結婚指輪のデザインにこだわる・新婚旅行をするなど「他のことに使いたい」という声が非常に多く集まっています。
男性の44%、女性の31%が「20万円未満」と回答。
婚約指輪は10万円~20万円未満が低価格帯・20万円~50万円未満が中価格帯・50万円以上が高価格帯と分類されることが多いですが、今回のアンケートでは購入しやすい価格帯の婚約指輪を求める傾向が見られました。
40万円以上を予算にしている人は全体の13%に届かず、いわゆる”給料三カ月分”の、高価格帯の婚約指輪を欲しい・購入したいと思っている人は、やはり令和の時代にはあまりいないようです。
全体の6割以上が「必要だと思う」と回答。女性に比べて男性の方が「必要だと思う」と答えた割合は少ないですが、「相手の希望に合わせたい」という人が多くなっています。
結婚指輪を必要だと思う理由としては男女ともに「夫婦になった証」「ふたりの絆の証」など、”証”という言葉で表現する人が多く見受けられました。
「不要だと思う」と回答した人は全体の5%程度でしたが、その理由の多くが「指輪をつけない・つけられない」というものでした。
また、「婚約指輪は不要だと思う」と回答した人の、50%以上が「結婚指輪を必要だと思う」と回答。「婚約指輪はいらないけど、結婚指輪は必要」と思っている人も多いようです。
婚約指輪と同様に、結婚指輪も予算は抑える傾向にありますが、「50万円以上」と回答した人の中には「一生添い遂げることを誓う証だから」と理由を添えている人もおり、結婚そして結婚指輪に対しての熱い想いを感じました。
■「無駄」「古い」「必要ない」令和の婚活者が結納を行いたい理由とは?
今回のアンケートの中で、「不要だと思う」の声を最も多く集めたのが、この結納。回答者の中には「結納がわからない」という人もおり、現代において結納に必要性を感じる人の少なさがうかがえる結果になりました。
「不要だと思う」と回答した理由には「必要性を感じない」「時代にそぐわない」「無駄な古い慣習」などがあげられています。
一方「必要だと思う」と回答した人も全体の10%おり、「家族が望んでいる」「古い慣習だと思うが、自分の地元では今も当たり前に行われているから」などの理由が寄せられました。
“家同士の結婚”から”人同士の結婚”が主流になった時代ではありますが、伝統を重んじる風習も大切にしていきたいですね。
結納の必要性を感じていない人が非常に多く、「費用について考えたことがない・わからない」という回答がほとんどでした。
次いで「30万円未満」と回答する人が多く、結納に大きなお金を使うことを考えている人は少ないようです。
■時代は変わってもウエディングドレスへの憧れは変わらない!結婚式はやっぱり必要?
「必要だと思う」と回答した人は男女ともに2割程度でしたが、そう答えた女性の多くが「ウエディングドレスを着たいから」と回答。
「不要だと思う」と答えた人の中にも「若い時はドレスに憧れていたけど、年齢的に恥ずかしい」という回答があったり、「必要だと思う」と答えた男性にも「相手のドレス姿を見たい」「ドレスアップする機会が他にないと思うから」と理由をあげている人が多かったりと、結婚式=ウエディングドレスのイメージが強いことがうかがえます。
また、男性は「相手の希望に合わせたい」の回答が非常に多く、結婚式を女性が主役のイベントと認識している男性も多いようです。
「こじんまりやりたい」「家族婚くらいでちょうどいい」という声が多く、「100万円未満」「100万円~350万円未満」との回答が4割近くになりました。
また「費用について考えたことがない、わからない」との回答が非常に多く、ドレスへの憧れは強くとも、結婚式・披露宴自体への興味はそこまで高くない傾向にあるようです。
■約97%が新婚旅行に興味あり!物価高・円安でもハネムーンには行きたい!
なんと女性の74%が「したいと思う」と回答。「したいと思わない」と回答した人は全体でもわずか3.8%となり、ほとんどの人がハネムーンに対してポジティブな印象を持っているという結果になりました。
また、「婚約指輪は不要だと思う」と回答した人の51%以上、「結婚式は不要だと思う」と回答した人の55%以上が、新婚旅行については「したいと思う」と回答しており、結婚にまつわる行事の中で、新婚旅行が最も興味関心を集めていることがわかります。
新婚旅行の予算については「10万円~30万円未満」「30万円~50万円未満」の回答者を合わせると全体の3割になり、新婚旅行にはある程度費用を使っても良いと思う人が多い傾向にあるようです。
■「結婚相手の希望に合わせたい」お互いが納得できる答えを探して
円安・物価高と、なかなか大きなお金を使うのがはばかられる昨今。
結婚にまつわる行事もすべて節約傾向かな?と思いきや、「新婚旅行をしたい」という人が多かったのが少し意外でした。出会いの場で、旅行の話題に花を咲かせてみるのも良いかも知れませんね。
またどの質問でも「結婚相手の希望に合わせたい」という回答が多いのも印象的。
自分自身の「欲しい」「したい」という気持ちも大切ですが、「”当たり前”が当たり前じゃなくなっていく」時代の中で、自分と結婚相手の双方が納得できる答えを見つけていくのも大切ですよね。