婚活がうまくいかなかったらオーストラリアに行けばいいじゃない

婚活エッセイ

こんにちは。日本からオーストラリア・メルボルンに移り住んだ春夏冬(あきない)つかさと申します。

いまから4年前のこと、まだ日本に住んでいた私は「結婚するならこの人かな」と思っていた男性にフラれました。アラサーだった私が結婚を諦めた瞬間です。こうなると逆に「人生をもっと謳歌しようぜ!」みたいなマインドが働き、私はワーキングホリデー制度を使ってオーストラリア・メルボルンへ向かいます。でも人生って何が起こるかわからないもので、私はそこでしっくりくる台湾人男性と出会うのです。

そのときに私は「婚活がうまくいかないなら、いっそのこと海外に行くのもありだったな」と思いました。だって、恋愛対象が日本人だけの場合より可能性が広がるじゃないですか。

意外と使えるマッチングアプリ「Tinder」

偉そうなことを言いましたが、当時の私は英語が話せなかったので、異国語を使う外国人男性と付き合うなんて、意思の疎通ができない宇宙人と付き合うのと同じだ、くらいに思っていました。でも、海外に行ってしまったら嫌でも英語を話すしかありません。背水の陣。しかし人間の適応能力は素晴らしいもので、少しずつ話せるようになっていきました。

しだいに英会話が楽しくなってきて、せっかくならイケメンに英語を教えてもらおうと思った私は、マッチングアプリ「Tinder」を使って5人くらいとデートを始めます。日本でも「Tinder」を使ったことはありますが、ユーザーの年齢層が若く、会うと楽しいけれど付き合うまではいかない、という感じでした。一方、オーストラリアのユーザーは年齢層もさまざまで、デートした5人のうちの1人は、子持ちで子煩悩なムキムキ消防士のオーストラリア人でした。

ただ、デートを重ねてみて「私の英語スキルではネイティブスピーカーと会話を楽しむ余裕がない」とわかったので、私と同じくワーホリか留学で来たアジア人男性と会おうと決めました。アジア人男性に絞った理由は、単純に私の好みです。

私よりちょっと英語が話せるくらいが理想的。そう思っていたときに台湾人男性から「Super like」が届きました。「Tinder」は「Like(好き)」か「No(好きじゃない)」で相手をどんどん選別していくシステムで、「Like」を選んだもの同士はメッセージのやりとりができるようになります。そして、「Super like(めっちゃ好き)」は、1日に送れる回数が限られているので、通常の「Like」より気に入った相手に送ります。

台湾人男性の写真をみると、背が高そうで私が好きな爬虫類系の顔。「へえ、この人が私のことを気に入ってくれてるのか」と興味が湧き、さっそくメッセージのやりとりを開始しました。私より英語が上手な留学生で理想どおりです。なによりプロフィール写真がタイプだったので、2週間ほどやりとりをしてから会うことにしました。

変な人だったら怖いので、会うときは昼間、私が指定したカフェで待ち合わせをして、そのままカフェでコーヒーを飲みながら1~2時間話して終了と決めていました。いままではそれでも十分だったのですが、台湾人男性とのデートは、英語も聞きとりやすくて共通の話題もあったので、2時間があっという間で、初めて話し足りないと感じました。その後、デートを重ねて付き合うことに。

台湾人男性はびっくりするくらい彼女を甘やかす

さて、これが私の初めての国際恋愛になるのですが、文化の違いに戸惑うことばかりでした。台湾人男性って、ビックリするくらい彼女を甘やかすんですよ。台湾人女性が「お姫様病(公主病)」と表現されるのは、台湾人男性がお姫様を扱うようになんでもしてあげるからだと聞いたことがあります。

私の彼もまさにそのタイプで、車での送り迎え、風呂上がりに髪を乾かしてマッサージなどはもちろん、私の意見を最優先し、ワガママな内容であろうとニコニコと対応してくれるという、まるで執事のような尽くしっぷり。それに加えていつでもどこでも一緒です。

私が付き合ってきた日本人男性も素敵な人でしたが、どちらかというと私が尽くす側で、ここまで徹底的に尽くされたのは初めてでした。また、日本にいたときは恋人同士がお互いに干渉しすぎないことや近すぎないことが大人の恋愛だ、という概念があったように思います。でも、私は嫉妬深くてなんでも2人で一緒に楽しみたいという考え方のため、日本で恋愛をしているときは「私の恋愛の仕方は幼稚」「大人な恋愛をしなければ」と我慢していた部分がありました。

しかし、台湾人の男性と付き合って状況は一変。彼や彼の友だちの台湾人曰く、彼女が嫉妬深いなら嫉妬できないくらいすべてをオープンにすればいいとのことでした。たとえば、スマホはいつでも閲覧可能、ホーム画面は恋人とのツーショット写真、遊ばないようにSNSで恋人との写真をアップ、連絡のやりとりをしている異性については説明するなど、こうしたことを当たり前のようにやってのけます。

恋愛表現がストレートで、洋画に出てくるカップルのように外でも家でもスキンシップと甘い言葉を欠かさないという付き合い方。これがいいか悪いかは人それぞれですが、少なくとも嫉妬深い私にとっては非常に心が安定するありがたい行動でした。

また、「なんでも2人で一緒に楽しみたい」という私の考えも我慢する必要はなくなりました。だって台湾人男性は、友だちや家族に会うときや会社の同僚・上司と遊びに行くときも、常に恋人を連れていく習慣があるからです。これは台湾だけではなく、日本以外の国ではわりと普通のことだと聞きました。結婚を前提とした付き合いではなくても、早い段階で家族に会ったという人が多いです。

あっという間に事実婚

こうして付き合ってから3年が経った私たちは、出会ってから現在までオーストラリア・メルボルンで暮らしています。日本と台湾で婚姻届けは出しておらず、戸籍上はお互いに未婚ですが、メルボルンでは事実婚として、婚姻届けを出した夫婦と同等の関係が法的に認められています。

日本では友だちに「恋愛下手だなあ」と言われていた私ですが、いまの彼と付き合って抱えていた問題がすべて消え去ったように感じました。結婚した友だちに話を聞いたときに「ビビッとくるなんてことはなかったけど、大きな問題もなくスムーズに結婚まで進んだのがこの人だった」と言っていた言葉を思い出します。

日本人男性のなかにもピッタリの人はいるかもしれません。でも、さまざまな人と出会って恋に落ちても、けっきょく同じ失敗を繰り返してしまうという“恋愛下手”な人は、海外へ目を向けてみるのもいいかもしれませんよ。

台湾人男性、おすすめです。

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